NEWS
©MarieSuzuki-
2024.10.07
no art, no life 「藤田 雄」NHK Eテレ
今回の「no art, no life」は奈良市の障害者支援施設に暮らす藤田雄。30年間、藤田は数字や鬼などをモチーフとした作品を作り続けてきた。その表現は絵画や厚紙を使った立体物など多種多彩。既存の美術や流行・教育などに左右されない、独創的な美術作品は世界から注目を集めている。誰のためでもなく表現し続ける人たちが放つ、圧倒的な凄(すご)み。藤田雄の創作の現場に分け入り、その唯一無二の表現に迫る。
(初回放送日:2023年2月5日)
ディレクター:西原孝至
撮影:髙野大樹
録音:黒木禎二 -
2024.09.30
no art, no life 「森陽香」NHK Eテレ
既存の美術や流行・教育などに左右されない独創的な美術作品を生み出すアーティストたちを紹介する「no art,no life」。今回は福島県郡山市の福祉施設に通う森陽香。脳性麻痺の影響で手足にこわばりがあり、車椅子に乗りながら足を使って絵を描いてきた。モチーフとなるのは動物や魚、神獣など多種多様。大胆な筆跡で、どこか不思議な生命力に満ちた愛嬌ある作品を生み出してきた。森陽香の唯一無二の表現に迫る。
ディレクター:竹岡寛俊
撮影:水野宏重
録音:池義明 -
2024.09.23
no art, no life 「齋藤 淳」NHK Eテレ
今回の「no art, no life」は山形県酒田市の社会福祉施設に暮らす齋藤淳(75)。雪国にこだまするハーモニカの音色。齋藤淳は小学校時代の恩師に絵とハーモニカを教わった。齋藤によって描かれるさまざまなキャラクターは、クレヨンを手でこすることで独特の質感と躍動感を生みだしている。誰のためでもなく表現し続ける人たちが放つ、圧倒的なすごみ。齋藤淳の創作の現場に分け入り、その唯一無二の表現に迫る。
ディレクター:竹岡寛俊
撮影:水野宏重
録音:中村充 -
2024.08.13
映画『日日芸術』(にちにちげいじゅつ)上映情報
・8月17日(土)〜21日(水)愛知・名古屋シネマスコーレ
・9月28日(土)〜29日(日)岩手・宮古シネマ・デ・アエル
・10月20日(日)〜26日(土)神奈川・逗子CINEMA AMIGO
その後も各地で上映予定!
詳しくは『日日芸術』特設ページをご覧ください。
『日日芸術』作品概要
ドラマ×ドキュメンタリー×音楽×アール・ブリュット 唯一無二のアートに出会うロードムービー!
「なんなの、これ?」俳優・富田望生が謎の喫茶店に寄り道したことから始まる摩訶不思議な物語。
喫茶店の店主(齋藤陽道)は、セロハンテープでつくられた奇妙なメガネをかけている。
店主に促され、望生もメガネをかけてみると、なんと日常の景色がアートだらけの世界に大変身!
不思議なメガネに導かれるように、望生は独創的な作品をつくるアーティストたちと出会っていく。
落ち葉を折りこみ動物を創り出す青年、鳥を描き続ける青髪の女、毎日欠かさずコンビニで自分の顔をコピーする男…個性豊かなアーティストたちの唯一無二の表現と生き様に刺激を受け、望生は自分の表現を模索しはじめる。
アートを巡る旅をカラフルに彩るのは、楽団「パスカルズ」。本作のために書き下ろした楽曲を演奏するだけでなく、出演も!富田望生をよりファンタジックな世界に誘っていく。
どこまでがドラマで、どこからがドキュメンタリーなのか? さぁ望生と一緒に、メガネをかけよ、旅へ出よう!
“アール・ブリュット”とは?
「アール・ブリュット(art brut)」はフランスの画家ジャン・デュビュッフェによって1945年に提唱された芸術の概念。「生の芸術」という意味で、英語では「アウトサイダーアート」とも称されている。
アール・ブリュットの定義は厳密に示すのは難しいが、既存の美術や流行などに左右されず、衝動のままに表現した芸術を指す。アーティストの中には、知的障害や精神障害を抱えている人も多く、福祉施設や自宅で人知れず創作しているため、創作の様子や独創的な作品は今まであまり知られてこなかった。近年は福祉施設を中心に日本各地で展覧会が開かれており、2010年にパリのアル・サン・ピエール美術館で「アール・ブリュット・ジャポネ」展が開かれるなど、日本のアーティストは海外でも注目を集めている。ちなみに劇中で使用しているアート作品はすべて本物である。
出演:富田望生 齋藤陽道 パスカルズ 伊勢佳世 万里紗 窪瀬環
出演アーティスト:渡邊 義紘 ミルカ 高丸誠 井口直人 自然生クラブ 杉本たまえ 曽良貞義 小林伸一
作品提供:尾澤佑貴 福井誠 木村全彦 青木尊 井村ももか 澤田真一
プロデューサー:牧野望 / 音楽:パスカルズ / 題字:永畑風人 / 脚本監修:青木研次
撮影:水野宏重 / 照明:高坂俊秀 / 音声:永峯康弘 / 美術:野々垣聡 / 衣裳:伊達環 /
ヘアメイク:片桐直樹 / 助監督:植木咲楽 / 制作デスク:加藤明香 / 音響効果:細見浩三 /
ダビングスタジオ:小田崇 / カラーグレーディング:山口登 / オンラインエディター:森泉洋平 /
VFX:堀江友則 / 編集:太田一生 / 制作・配給:Planetafilm / 監督・脚本:伊勢朋矢
-
2024.08.09
映画『かいじゅう』上映スケジュール 8/10(土)〜名古屋シネマスコーレにて!
映画『かいじゅう』
今後の上映スケジュール
・6/29(土)~7/12(金) K's cinema 上映終了
・8/10(土)~8/16(金) 名古屋シネマスコーレ
→10(土)10:00~上映(上映後、監督・伊勢朋矢、本作プロデューサー・伊勢真一による舞台挨拶あり)
11(日)~16(金) 12:05~上映 (※11日、監督伊勢朋矢がちょこっとお邪魔します)
8/17(土)~21(水)は『日日芸術』上映!
・9/7(土)~ 上映終了未定 横浜ジャック&ベティ
(情報は8/9現時点のもの) -
2024.05.21
映画『かいじゅう』6/29(土)~新宿K's cinemaにて上映!予告編公開
映画『かいじゅう』
画家・西村一成 1年の記録
一成さんと僕(伊勢朋矢)が初めて会ったとき「午前中なら調子がいいから、大丈夫かもしれない」と一成さんは言った。夕方は苦手らしい。不安になるという。だから最初は「午前中の1時間くらいだけ撮影しましょうか。無理して絵を描かなくてもいいですよ」そんな約束をして別れた。
撮影初日、一成さんは絵を描かなかった。ただお互いの好きな音楽の話をした。僕も音楽は好きだが、一成さんはさらにマニアックだった。その日は気に入ったCDを1枚借りて帰った。帰りがけ「次はいつ来るの?」と一成さんが言った。2週間後にまた来る約束をして、その日は帰った。
2週間後。朝カメラを持って訪ねると、一成さんは縁側でタバコを吸っていた。猫の“ちくら”は一成さんの側でじっとしながら「なんだコイツ」と僕を見ている。一成さんはふぅーっとタバコの煙を吐くと、立ち上がり耳栓をしてから、巨大なキャンバスの前にゆっくりと歩いていった。そしてキャンバスの前に立ち止まると、長い間黙って宙を見つめている。「何が起きるのだろうか?」突如、一成さんが絵筆を握り立ち上がる。唸り声を上げながら、アクリル絵の具をたっぷりとつけた筆をキャンバスに叩きつける。なんだかわからない模様がキャンバスに現れる。一成さんは唸り声を上げて、何度も何度も絵筆を振るう。夢中になって撮影していると… いつのまにか、キャンバスには「顔」のようなものが浮かびあがり、その目は僕をじっと見つめていた。「お前が俺を撮るように、俺もお前を見ているぞ 」と言っているようだった。一成さんが家族以外に創作の現場を見せたのは、この日が初めてだったという。
あれから1年、僕は西村家に通い続けた。午前中1時間だけの撮影は、2時間3時間…と伸びていった。2泊3日で撮影したこともあった。カメラはただただ回り続け、西村一成の日常は1本の映画になった。映画のタイトルは一成さんの甥っ子がつけたあだ名にした。
映画『かいじゅう』上映情報
6月29日(土)~7月12日(金)新宿K’s cinema
8月10日(土)~8月16日(金)名古屋 シネマスコーレ
※8月17日(土)〜はシネマスコーレで『日日芸術』の上映もあります。
予告は映画『かいじゅう』公式Instagramでご覧いただけます。 -
2024.02.27
映画『日日芸術』予告公開!
映画『日日芸術』の予告が公開となりました。
予告映像Full ver.(90秒)は下のリンクからご覧いただけます。
-
2024.02.16
映画『日日芸術』4/13(土)より、新宿K's cinemaにて上映!
作品概要
ドラマ×ドキュメンタリー×音楽×アール・ブリュット 唯一無二のアートに出会うロードムービー!
「なんなの、これ?」俳優・富田望生が謎の喫茶店に寄り道したことから始まる摩訶不思議な物語。
喫茶店の店主(齋藤陽道)は、セロハンテープでつくられた奇妙なメガネをかけている。
店主に促され、望生もメガネをかけてみると、なんと日常の景色がアートだらけの世界に大変身!
不思議なメガネに導かれるように、望生は独創的な作品をつくるアーティストたちと出会っていく。
落ち葉を折りこみ動物を創り出す青年、鳥を描き続ける青髪の女、毎日欠かさずコンビニで自分の顔をコピーする男…個性豊かなアーティストたちの唯一無二の表現と生き様に刺激を受け、望生は自分の表現を模索しはじめる。
アートを巡る旅をカラフルに彩るのは、楽団「パスカルズ」。本作のために書き下ろした楽曲を演奏するだけでなく、出演も!富田望生をよりファンタジックな世界に誘っていく。
どこまでがドラマで、どこからがドキュメンタリーなのか? さぁ望生と一緒に、メガネをかけよ、旅へ出よう!
“アール・ブリュット”とは?
「アール・ブリュット(art brut)」はフランスの画家ジャン・デュビュッフェによって1945年に提唱された芸術の概念。「生の芸術」という意味で、英語では「アウトサイダーアート」とも称されている。
アール・ブリュットの定義は厳密に示すのは難しいが、既存の美術や流行などに左右されず、衝動のままに表現した芸術を指す。アーティストの中には、知的障害や精神障害を抱えている人も多く、福祉施設や自宅で人知れず創作しているため、創作の様子や独創的な作品は今まであまり知られてこなかった。近年は福祉施設を中心に日本各地で展覧会が開かれており、2010年にパリのアル・サン・ピエール美術館で「アール・ブリュット・ジャポネ」展が開かれるなど、日本のアーティストは海外でも注目を集めている。ちなみに劇中で使用しているアート作品はすべて本物である。
出演:富田望生 齋藤陽道 パスカルズ 伊勢佳世 万里紗 窪瀬環
出演アーティスト:渡邊 義紘 ミルカ 高丸誠 井口直人 自然生クラブ 杉本たまえ 曽良貞義 小林伸一
作品提供:尾澤佑貴 福井誠 木村全彦 青木尊 井村ももか 澤田真一
プロデューサー:牧野望 / 音楽:パスカルズ / 題字:永畑風人 / 脚本監修:青木研次
撮影:水野宏重 / 照明:高坂俊秀 / 音声:永峯康弘 / 美術:野々垣聡 / 衣裳:伊達環 /
ヘアメイク:片桐直樹 / 助監督:植木咲楽 / 制作デスク:加藤明香 / 音響効果:細見浩三 /
ダビングスタジオ:小田崇 / カラーグレーディング:山口登 / オンラインエディター:森泉洋平 /
VFX:堀江友則 / 編集:太田一生 / 制作・配給:Planetafilm / 監督・脚本:伊勢朋矢